ぬか漬けの効能


●ぬか漬けは日本が生んだ食の傑作

 ぬか漬けが漬物の王者といわれるのは、ぬか漬けの下地になるぬか床・米ぬかが、 たんぱく質、脂質、繊維質、カルシウム、リン、鉄、ビタミンA(カロチン)、B1、B2、ナイアシンなどを 豊富に含み、あらゆる食材の中でもトップクラスの栄養素を持っているからです。 栄養素がぎっしり詰まった宝庫といっても過言ではありません。米ぬかにはビタミンCがありませんが、 ぬか漬けにする野菜にビタミンCの豊富なものを選べば補うことができます。

●こんなにあるぬか漬けの効用

◇脚気の妙薬――ぬかに含まれるビタミンB1の効能です。

◇糖尿病の予防薬――糖尿病は、すい臓から分泌されるホルモン(インスリン) の不足やエネルギーの過剰摂取が主要な原因とされています。ぬか漬けの材料になるほとんどの野菜に含まれている 食物繊維には、インスリンの分泌を促す作用があります。そして、この食物繊維は、 満腹感をともないエネルギーの過剰摂取を防ぐ働きをします。糖尿病患者に特有のビタミンB郡の 吸収力低下症状の補強策にも、ビタミンB郡をたっぷり含むぬか漬けは最適な食品なのです。

◇脳卒中を予防する――ぬか漬けの食物繊維ならびにカルシウムは、 血管の組織を強化する働きを示すとともに老化を防ぎます。さらにぬか床に含まれるビタミンB郡、 油分に含まれるビタミンEは、過剰のコレステロールを減少させるので、動脈硬化を予防します。

◇大腸ガンや胃ガンを予防する――ぬか漬けに使われる野菜の食物繊維は、 胃腸内の消化を助け、便秘症を治し、ひいては大腸ガンを予防する働きがあります。そして、ビタミンA(カロチン) の豊富な緑黄色野菜を漬け込んで常食すれば、胃ガンならびに肝臓ガンなどの予防にも効果を発揮してくれます。

◇胆石を防ぐ――コレステロール過多の食事を長期間続けると、 胆石の危険性が増えていきます。しかし、これも良質な食物繊維をきちんと取ればかなりの部分、解決します。

◇胃腸を強化する――食物繊維を豊富に含む、生では硬い野菜も ぬか漬けにすると、適度の歯ごたえで美味しく食べることができます。食物繊維は咀嚼(そしゃく) の回数を増やし、唾液や胃腸液の分泌を促がし、胃腸の働きを活発にします。さらにぬか漬けに含まれる 乳酸を始めとする有機酸類は、腸内の酸度を適度に保つので、いわゆる整腸作用を自然な形で促がします。

◇肥満を防止する――ぬか漬けの豊富なビタミンB2は、体の代謝機能を 活発化するため、脂肪の沈着作用を防ぎます。また、有機酸類が、エネルギー代謝を促がすので、余剰脂肪を すばやくエネルギーに変え、ひいては肥満を予防するのです。

◇歯や骨を丈夫にする――ぬか床に含まれるカルシウム、ぬか漬け野菜に 含まれる豊富なカルシウムが歯や骨を丈夫にしてくれます。卵殻やカルシウムの粉末などをぬか床に混入すれば、 さらにカルシウム補給食品としての実力はアップすることでしょう。


ぬか漬けを食べよう ぬか床の手入れ


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