ミネラル・ウォーターについて


●ミネラル・ウォーターとは

 無機塩類(塩化ナトリウム・炭酸カルシウムなど)を多量に含んだ地下水などの清浄な自然水が、 元来のミネラル・ウォーターです。しかし、現在市販されているものは、人工的な処理が加えられており、 厳密な自然水ではなくなっています。というのは、食品衛生法が加熱処理を規定している結果、酸素がうしなわれた加工水、 人口水となってしまっているのです。一部では、加熱してないものもあるようですが、この場合、製品管理が いっそう厳重でなければなりません。

農林水産省のガイドライン
ナチュラルウォーター 沈殿・濾過・加熱殺菌以外の処理をしていない水
ナチュラル
ミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのなかで、ミネラル分が天然の状態で溶けこんでいる水
(地下で滞留又は移動中に無機塩類が溶解したもの・鉱水・鉱泉水等)
ミネラルウォーター ナチュラルウォーターを原水に、ミネラルの調整を人為的に行なった水
(複数の原水の混合・ミネラル分の調整・ばっ気・オゾン殺菌・紫外線殺菌等)
ボトルドウォーター 上記3種類の水以外で、処理方法の限定がない飲用できる水
(原水は水道水など飲用できれば何でもよい)

市販されているほとんどは、ナチュラルミネラルウォーターで、 「地中においてミネラル分が溶解した地下水。ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をしていないもの」です。 ただ、厳密な成分の定義はなく、汲み上げた地下水ならば、たいていあてはまります。

ラベル表示! 欧米産のナチュラル・ミネラル・ ウォーターと称するものには、加熱・殺菌処理をしていないものが多くあります。一部の欧米産のものは、 水の硬度が高いため、胃腸の弱い人には、下痢などをするので注意が必要です。

●炊飯用の水の硬度

 よく、水が硬いとか軟らかいとかいいますね。前にも述べましたが、水の硬度は、 カルシウムとマグネシウムの含有量で決まります。(mg/リットルで表示されます)硬度が高すぎる水が硬水で味がしつこく、 低すぎる水、軟水は淡い味で無味に近くなります。その中間ぐらいがうまい水といえます。一般的には飲み水や料理用には軟水、 酒作りやウイスキーの水割りには硬水に近いほうがいいように、用途によっていくぶん異なります。お米を炊くのには、 硬度50〜100mgの水がおすすめです。

●ミネラルは多すぎてもよくない

 摂取するミネラルの量や種類がますますダウンしていく現代では、ミネラル・ウォーターで ミネラルを補給しようと考えがちです。一部の製品には、不足分のミネラルが添加されているものも多く、 補給過剰が問題となっています。
 例えば、ミネラルの一種であるカルシウムは、種類もさまざまで、体内に吸収されやすいもの・ されにくいものがあり、ものによっては、摂取しすぎると胆石や膀胱結石、尿路結石などの原因になります。

●ミネラル・ウォーター使用時のご注意

 マイナス点が指摘されるものの、味の点ではかなり良好なものがあるのも事実です。
 ただ、注意したいのは、ボトルやパックの水は、長く置いておくと鉄分やカルシウム分、溶解酸素、遊離炭酸などが、 生態変化を起こしかねないことです。ほとんどのミネラル・ウォーターは、直接日光を避ければ、 1〜3年は保存できます。無論、これは密封したままの状態であって、開封してしまったら、せいぜい一週間以内を 限度としましょう。

 外国産のミネラル・ウォーターは、おおむね加熱滅菌されていません。防疫上、危険性がないと いえないといえません。選択する場合、注意が必要です。

●海洋深層水について

 海底深くから汲み上げた深層水は、太陽の光が届かないことから海藻や植物プランクトンの 光合成が行われないため、窒素やリンなど無機栄養素がそのまま残っています。また、環境汚染の影響を受けることが 少ないため、大腸菌などの細菌や化学物質に汚染されておらず、きれいな海水です。最近では、飲料水から化粧品まで 幅広い商品が生産されています。しかし、深層水がどれだけ身体に良いのかについては、これから研究が進められていくという段階です。


うまい水で炊く 炊飯のポイント2


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