ご飯の栄養学 |
あまりにも身近すぎて空気のような存在になっているご飯。最近の日本人は、
食生活が多様化してきたため、ご飯を食べる量が減ってきています。欧米化による生活習慣病が増えてきているなか、
お米は世界的にもヘルシー食品として注目され、医学やスポーツ界でもご飯が見なおされてきています。
お茶碗1杯に含まれる栄養素のバランスもよく、健康食品ともいえるご飯の栄養パワーについてご説明しましょう。
●スポーツ界では常識になっているご飯パワー
運動をするときに必要なエネルギーは、糖質と脂肪の燃焼によって得ることができますが、
糖質は早く燃焼し、脂肪は遅いという特徴があります。瞬間に大量のエネルギーを必要とするスポーツ選手には、
糖質による効率のよいエネルギー補給が重要です。そこで、試合前に大量の炭水化物(グリコーゲン)
をとってスタミナたっぷりの体を作るのですが、それには、ご飯が最適なのです。ご飯に含まれる炭水化物は糖質であり、
エネルギー源としては理想的であるとともに、糖質はたんぱく質の利用を高める効果もあるのです。
特に、持久力を求められるスポーツでは、筋肉にいかにグリコーゲンを貯めるかでスタミナに差がでます。
●便通を促し、生活習慣病を予防
便の量を左右するのは、食品に含まれる食物繊維が関係していることは有名ですね。
お米のデンプンには食物繊維と同じ働きを持つレジスタンス・スターチ(消化に抵抗のあるデンプン)
が多いため、ご飯をたくさん食べることは便通を促すことにもつながります。
欧米化の食生活による生活習慣病の増加をストップさせるには、ご飯を中心とした和食が最適です。
それ以外にも脳や神経を支えるエネルギー源、という重要な役目も果たしており、
ご飯はストレスの多い現代社会では欠かせない食品なのです。
●肥満予防にも効果的
人間は、食事をすると体温が上昇しますが、これは、体温を上げることによって摂取した
カロリー量が調節されるわけで、このコントロール機能を「食後の熱産生」と呼び、この熱産生がアップすれば、
エネルギーの放散量が増え、太りにくい体質になります。そして、熱産生の高い食品が、低脂肪で糖質の多いご飯、というわけです。
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