2008新潟魚沼夏物語


 8月31日、米屋仲間のご好意で、日本一の米どころ新潟県魚沼地域へ行ってきました。「8月末豪雨」の影響が東北地方で懸念される中、10箇所以上の場所を駆け足で回ってきました。(魚沼市穴沢→旧小出町→南魚沼市九日町→十日町市下条→旧川西町→松代)

コシヒカリBL
 新潟県では、平成17年から「いもち病」に強いコシヒカリ(コシヒカリBL)の栽培をしています。いもち病にかかりにくいため、防除にかかる農薬の使用回数・量を削減できる利点があります。遺伝子組み換えではなく、連続戻し交配という方法で開発されました。精米表示は、今までどおり、「コシヒカリ」となります。昔ながらのコシヒカリは、BLに対し、CL(クラッシック)と呼びます。

仲間のお米屋さん
 今回同行したお米屋さんは、20年も前から魚沼地区へ行き、独自にこだわりの生産者を見つけ、米を仕入れていたそうです。当時は、食管法があり違法の行為でした。しかし、通常の仕入れルートでは自分の思った米が手に入らないとの思いが、魚沼の地へ向かわせたそうです。現在、魚沼産と呼べる地域が広がってしまい、名ばかりの魚沼産米が売られています。が、本当に美味しい地域は、魚野川の左岸(川下に向かって)の一部の場所だそうです。

生育状況
 今年の北陸地方は、6月下旬頃から7月中の好天に恵まれて(空梅雨)、良好な生育状況だそうです。いもち病の発生や稲の倒伏(とうふし)も無く、順調に登熟しているそうです。見た感じは、穂の色がやや薄く、稲の丈が長く感じられました。色は、これから黄金色に変わっていくことと思います。丈については、「今年のBLの種が変わったためではないか(コシヒカリBLは、現在12種類あり)」と言われました。
 ただ、8月下旬の天候がここでも悪く、刈り入れはやや遅れそうとのことです。

松代の棚田
 十日町からひと山越した松代に棚田がいっぱいあるとのことで行ってみました。見て感動!峠から見下ろす風景は、多くのカメラマンが訪れることを納得させられるものでした。田植えのシーズン(水面に朝日が輝く時)にもう一度訪れたい場所でした。

総 括
 今回訪れたのは、JAS有機米・減農薬減化学肥料米・合鴨農法米の生産者達でした。こだわりもさることながら、値段の高さに驚きました。しかし、米が高く売れれば生産意欲もわき、後継者も育つ。全国の生産者にもそうした恩恵があれば、日本農業の未来も明るいのかなと思ったしだいです。

八海山と雲に隠れる駒ケ岳
順調に育つコシヒカリ
松代地域にある星峠の棚田

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