2009浜通り相馬米レポート


 9月21日、当店で販売しておりますアイガモ米及びMリン農法米の生産地・福島県相馬地区へ行き、浜通り農産物供給センター代表理事の三浦広志氏に各所の圃場を案内して頂きました。
 ここ東北地方は、梅雨明けがなく天候不順を心配していました。

アイガモ米
 最初に、毎年取り扱いさせて頂いております、郡氏の圃場を見せて頂きました。あいにく郡氏には、お会いすることができませんでしたが、合鴨が育てたコシヒカリは、倒伏しもなく順調に育っていました。今年も例年通り、美味しいアイガモ米をお届けできそうです。

赤 米
 当店での取り扱いはないのですが、毎年この時期にこの地に伺うと必ず見せて頂く圃場です。赤米は、籾とのぎの部分が赤い色素で染まり、他の圃場と違った鮮(あざ)やかな風景を見せてくれます。
 しかし、今年はその艶(つや)やかさが薄れ、ぼけた様な色彩でした。やはり天候不順が原因かと思われます。

ひとめぼれ
 お昼をご馳走になった後、相馬市磯部地区へと移動し、宮崎正志氏とお会いしました。この地で行われる交流会には何度も参加したのですが、宮崎氏にお会いするのは初めてでした。
 宮崎氏の「ひとめぼれ」を見せて頂きました。「今年は最高の出来」と、顔一面にしわを寄せて笑います。8月の旧盆以降の天気が良く、30℃を超える日は少なかったのですが、日中と夜間の温度差があり、そのことが米の生育を良くしたとのことです。
 宮崎氏は、ひとめぼれの他、コシヒカリも作り、梨農園も経営しています(梨のお土産頂きました)。

Mリン農法
 ここ相馬地域は、福島県では浜通りと呼ばれ、会津・中通りと続き、一番米の評価が低いところです。夏にはヤマセと呼ばれる冷たい風や台風が上陸することも多く、米作りには苦労が多いそうです。
 その厳しい環境でも、美味しいお米が作れるよう試行錯誤して辿り着いたのが、Mリン農法です。土の三大栄養素、窒素・燐酸(りんさん)・カリウムの中で、燐酸を増やして稲を丈夫に育てています。

総 括
 当初、「今年の天候は、93年平成の大凶作の天候によく似ている」といわれ、お米の出来を心配していました。この地域の生産者は、専業農家が多く、最近一般化したゴールデンウィーク時の田植え(親戚が集まり手伝いをしてくれる)を行わず、GW以降に植えた生産者が多いとのこと。天候が回復してからの出穂したため、かなり出来栄えは良さそうです。
 くちゃくちゃな笑顔を見せて頂いた宮崎氏のひとめぼれが待ち遠しいです。

郡氏のアイガモ米
色の出ていない赤米
笑顔の素敵な宮崎氏

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