お米の大田屋
2008会津喜多方米レポート
7月13日、当店で販売しておりますこだわりコシヒカリの生産者・安部氏に会いに、今年も福島県会津喜多方へ行って来ました。3回目の訪問で、初めてお天気に恵まれました。そのため飯豊(いいで)連峰の残雪が、微かですが見られました。ここ喜多方は雪深い地域だそうです。 生育状況 5月の下旬に、田植えをしたそうですが、6月から寒い日が続き(全国的に)、梅雨に入り晴れの日がほとんど無く(この日は、久しぶりの晴れ)、例年に比べ十日ほど生育が遅れ、稲の丈も6cmほど短いそうです。梅雨にもかかわらず、雨が降らないため、水源の日中ダムの水も溜まらず、出水制限されているそうです。稲の合間に、結構雑草が生えているのが、目に付きました。 EM農法 乳酸菌、酵母などの有用な微生物を天然の糖蜜で複合培養し、その液体を籾殻や大豆粕等に混ぜ、微生物の働きにより肥沃な土壌を作るという農法です。 安部氏は、以前からEM農法を取り入れて米作りをしているのですが、そのことを宣伝しない人です(他所から聞いて、今回聞いてみました)。『EM農法』のシールを添付すれば、1俵あたり1.000円は、高く売れるのですが・・ 欲が無い(笑) 機械マニア 安部氏は、農機具とか機械の類(たぐい)が好きなようです。2年前に伺った時、手作りの低温倉庫・米屋に負けないぐらいの精米設備・仲間と共同で使う籾摺り乾燥機を見せて頂き、大変驚きました。今年は、手押しの草刈機が動力付になっていました。EM農法は、雑草もよく生える為(米作りは雑草との戦い)、これから草刈機が大活躍することでしょう。実際、これから草刈で忙しくなるそうです。 喜多方ラーメン 毎回、本場喜多方ラーメンをご馳走になるのですが、昨年から地元産小麦を使った麺作りが行われたそうです。国産小麦(生産量はかなり少ない)は、うどん等には良いのですが、ラーメンには不向きでした。新しい小麦の品種「ゆきちから」が、喜多方ラーメンに合うと評判は上々だということです。今年の分は品切れで、今回は食べられず(泣) 小麦の価格は米より安く、生産量を増やすのは難しいのだそうです。 総 括 去年に続き、今年も生育遅れが心配ですが、この地は不作知らずとのこと。あまり心配はなさそうです。安部氏の田んぼより、これからの日本農業について心配なことが多いなと感じました。生産者の高齢化が進み、この近辺4分の1の田んぼを安部氏が耕作しているそうです。減反地を転作しても米より価格が安く、補助金頼りになっているなど・・ 食糧危機を見据え、今すぐ国民一人ひとりが考える時なのでは?
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