お米の大田屋
2009五郎兵衛米レポート
9月13日、当店で販売しております五郎兵衛米の産地、長野県佐久市(旧浅科村)へ行き、生産者の中鶴育苗センター代表、佐藤長雄氏にお会いして、お話を伺って来ました。 五郎兵衛米とは? およそ400年前、上州南牧郷の市川五郎兵衛氏により信州佐久の里の重粘土地帯に開田された田んぼから産出されるお米を五郎兵衛米と言います。蓼科山から湧く清流を今でも驚く様な測量技術と土木工事でトンネル地下水路を造って、水を引いてきた五郎兵衛用水が潤す田んぼから生産されるお米は、古くから美味しいと評判の逸品です(中鶴育苗センターパンフレットより)。 安全なお米作り 佐藤氏の米作りは、田んぼから獲れるお米以外(ワラ、籾殻、米ぬか等)を全量還元して土作りをしています。自然循環型農業を確立して、さらにレンゲの持つ力を最大限利用(平成20年度から)して生産しています。農薬・化学肥料の使用は、慣行栽培の5割以上減で、農民連食品分析センターの検査では、120以上の項目で「残留農薬は検出せず」と結果が出ています。 レンゲ栽培農法 稲が生育するのに窒素成分が不可欠です。レンゲ(マメ科植物)は、根に根粒菌があり空気中の窒素を取り込み、土の中の肥料分を増やしながら、お米を育ててくれるのです。レンゲはとても腐りやすく、土の中でほかの草よりも早く肥料になってくれます。 去年、一昨年とレンゲを栽培しましたが、窒素過多になるため、今年はレンゲを植えないそうです。 生育状況 今年は、日本全国的に冷夏となり、ここ旧浅科村も雨が多く、日照時間が少なかったそうです。その影響で、籾の膨らみ(粒)が小さく、収穫量は少なくなりそうとのことでした。当店には、1.9oの網目で篩(ふる)った、粒の揃っているお米を納品して頂くことになっています。 (当店入荷は、10月10日頃の予定) 総 括 この日は、絶好のお天気になり、五年目にして初めて、噴煙を上げる浅間山が顔を出してくれました。 去年、特別栽培米の認証を取って頂きたいとお願いしたのですが、今年はだめでした。認証が消費者への信頼の証なのですが、なかなか生産者には理解してもらえません。「来年は取ります」との約束を頂きましたが・・ 近年、田んぼにゴミを捨てる人が多いそうです。空き缶・ペットボトルはもちろん、プラッスチック製のおもちゃや一輪車まで落ちているそうです。稲刈り前に一仕事増えてしまい、苦労しているそうです。都会も田舎も変わりませんね。美しい田園風景、いつまでも残したいものです。
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