2008五郎兵衛米レポート


 9月14日、当店で販売しております五郎兵衛米の産地、長野県佐久市(旧浅科村)へ行き、生産者の中鶴育苗センター代表、佐藤長雄氏にお会いして、お話を伺って来ました。

五郎兵衛米とは?
 およそ400年前、上州南牧郷の市川五郎兵衛氏により信州佐久の里の重粘土地帯に開田された田んぼから産出されるお米を五郎兵衛米と言います。蓼科山から湧く清流を今でも驚く様な測量技術と土木工事でトンネル地下水路を造って、水を引いてきた五郎兵衛用水が潤す田んぼから生産されるお米は、古くから美味しいと評判の逸品です(中鶴育苗センターパンフレットより)。

安全なお米作り
 佐藤氏の米作りは、田んぼから獲れるお米以外(ワラ、籾殻、米ぬか等)を全量還元して土作りをしています。自然循環型農業を確立して、さらにレンゲの持つ力を最大限利用(平成20年度から)して生産しています。農薬・化学肥料の使用は、慣行栽培の5割以上減で、農民連食品分析センターの検査では、120以上の項目で「残留農薬は検出せず」と結果が出ています。

レンゲ栽培農法
 稲が生育するのに窒素成分が不可欠です。レンゲ(マメ科植物)は、根に根粒菌があり空気中の窒素を取り込み、土の中の肥料分を増やしながら、お米を育ててくれるのです。レンゲはとても腐りやすく、土の中でほかの草よりも早く肥料になってくれます。
 中鶴育苗センターでは、昨年の9月にレンゲの種を撒き、今年の5月20日頃まで花が咲いていたそうで、その為、田植えの時期が例年より遅くなったそうです。

生育状況
 北陸や東北地方のような空梅雨とならず、例年通りの天候だったそうです。そのためか、今年の生育は、例年以上の出来だそうで、美味しいお米になるとのことでした。稲もほど良く稔り、彩りよく頭を垂れていました。今月下旬頃の刈り取りとなるそうです。(当店入荷は、10月10日頃の予定)

総 括
 今回センターに伺った目的の中に、「価格と数量確保」がありました。一般には知られていませんが、一部業者による抱え込み等により、今年の春頃から急激に米価が上がり、品不足となってしまいました。来年以降もこのような状況が起きる可能性があります。数量に関しては、お約束を頂きましたが、価格に関しては、若干値上げして欲しいとのこと。来年は、特別栽培の認証をとって欲しいと要望して来ました。

これはモチ米のこがねもち
順調に育つコシヒカリ
センター代表・佐藤氏

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