五郎兵衛米レポート


 8月21日、TVニュースステーション等で紹介された「五郎兵衛米」の生産地・長野県北佐久郡浅科村 (平成17年4月より佐久市浅科)へ行き、五郎兵衛米の生産者である「中鶴育苗センター」代表の佐藤 長雄 氏にお話を伺って来ました。

圃場環境
 北は浅間山、南は蓼科山系に挟まれ、すぐ側に千曲川の清流が流れる、標高およそ650mの自然に恵まれた地域です。昼暑く夜涼しい大きな温度差、 それが食味を良くし病害虫を防ぐ要因となっている地域です。

五郎兵衛用水
 江戸時代の始めに、市川五郎兵衛実親(さねちか)が私財を投じて築いた用水で、水源は遠く蓼科山中の涌き水です。当時の技術としては、 高度な土木技術によって作られ、測量などもかなり本格的だったそうです。この用水を使った田んぼを「五郎兵衛新田」と呼びます。 昭和30年代半ばから、大改修工事が行なわれ近代的な用水に生まれ変わりました。

美味さの秘訣
 五郎兵衛用水の水には、ケイ酸(ケイ酸とは、植物を丈夫にし、土壌を活性化させる物質)が多く含まれていて、お米を美味しくするそうです。 土壌が重粘土質であることが、肥料を溜め込み稲を美味しく育てます。有機肥料として、稲ワラ・米ぬか・籾殻堆肥・鶏糞、これらをコフナで、 発酵させて使用しています。(コフナとは、フランスはパスツール研究所で開発された、微生物資材です)そのため、五郎兵衛米は、微生物農法米といえます。

安全性のこだわり
 農薬を散布しないことを基本にしているそうですが、近年増殖している「イネミズゾウムシ」だけには、殺虫剤以外は効果が無いため散布しているそうです。 苗の育成には、納豆菌から抽出した微生物資財の使用、除草には機械除草を基本としています。 2003年度の農民連による食品分析報告書では、120以上全ての項目で「残留農薬は検出せず」と報告されています。

 16年産を試食したところ、コシヒカリとしてはやや硬めですが、冷めても美味しいお米でした。当店では、平成17年産(新米)からこの五郎兵衛米を販売する予定です。楽しみにお待ち下さい。

雲の向こうに浅間山
現在の五郎兵衛用水
センター代表佐藤氏と

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