合鴨放流見学レポート


 5月27日、福島県相馬地区の合鴨農法圃場へ合鴨の放流を見に行って来ました。去年は、生憎の雨で中止となりましたが、今年は絶好の放流日和となり、合鴨の雛をいっぱい見て来ました。

本物の合鴨
 野生の鴨を通常「マガモ」といい、家畜化したのが「アヒル」。マガモとアヒルを掛け合わせたものが「厳密な意味での合鴨」となります(鴨南ばんや鴨鍋にはアヒル肉が多い)。掛け合わせによって、マガモに近いもの、アヒルに近いものとありますが、ここでは、半々の合鴨を使っているそうです。

飛べない鳥
 今から三千〜四千年前に、中国やヨーロッパで野生のマガモを捕獲し、改良して家畜化したのがアヒルです。餌をあさる必要がなくなったため、飛翔力が退化して飛べなくなってしまいました。合鴨は、アヒルの血を引くため、手羽が短くやはり飛べません。田んぼから飛んで逃げられないため、米作りに向いている鳥といえます。

雛を鍛える
 当店で販売しているアイガモ米の生産者・郡俊彦氏のところでは、生まれたばかりの雛を240羽程購入。雑草を刻んで与えたそうです。こうする事により、合鴨は、雑草の味を覚えて田んぼの雑草をよく食べるようになるそうです。

合鴨放流
 籠から出された合鴨達は、躊躇無く田んぼの水面へと入っていきました。泳ぎながら嘴で水面を突つき、はやくも雑草を食べている様子。元気に群れをなして移動して行きます(群れる事で鳶や烏から狙われにくくなる)。途中で嘴を使って毛繕いするものもいます(毛繕することにより全身に皮脂が回り溺れにくくなる)。例年は、放流した合鴨を一時間程度泳がせたらすぐに上げ、三日間程かけて水や寒さに慣れさせるそうですが、この日は大変暖かく、このまま放流は終了とのことでした。

感 想
 なんてったって元気です!ぼ〜っと眺めているうちに、合鴨の集団は、あっという間に向こう岸の方まで泳いで行ってしまいます。それもただ泳ぐだけではなく、水面を突っつきながらです。
 今年は、田植え後例年になく、順調(天候が良い)だそうです。アイガモ米だけではなく、コシヒカリもひとめぼれも元気に育っているようです。秋の稔りが、今から楽しみな一日でした。

籠から出された合鴨
水面を突つき餌を捕る
雛を抱き記念撮影!

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